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【宇宙】ソーラー電力セイル実証機「IKAROS(イカロス)」、液晶デバイスによる姿勢制御成功 - 暇つぶし2ch1:● ◆SWAKITIxxM @すわきちφ ★
10/07/23 14:39:12 BE:2912234099-2BP(1056)
小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS(イカロス)」の
姿勢制御デバイス(液晶デバイス)による姿勢制御成功について

 平成22年7月23日
 宇宙航空研究開発機構

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、
平成22年5月21日(日本標準時、以下同様)に
種子島宇宙センターから打ち上げられたIKAROSの運用において、
7月13日に姿勢制御デバイス(液晶デバイス)による
展開後のセイルの姿勢制御実験※1を行いました。
その後、データの確認・解析を行い、想定通りの姿勢制御性能を
達成していることを確認いたしましたのでお知らせいたします。
 姿勢制御デバイス(液晶デバイス)とは、
通電することで表面の反射特性が変わる薄膜デバイスで、
燃料を用いずに太陽光圧のみを利用してセイルの
姿勢制御を行うための工学実験機器です。
 IKAROSのようなスピン型のソーラーセイルにとって、
柔軟性を有する大型の膜面に対して振動を励起しないように
小さい姿勢制御トルク※2を連続的に発生させる技術や、
スピンする膜面の持つ大きな角運動量の方向(姿勢)を
燃料を消費せずに制御する技術は、非常に重要な技術となります。
太陽光圧を用いて姿勢制御を行う今回の方法は、
そのための有力な手段の一つであり、世界に先駆けて
JAXAが独創的に開発してきたものです。
 今後は、IKAROSでの姿勢制御実験を継続して実施し、
姿勢制御性能を詳細に評価するとともに、ソーラーセイルを用いてより遠くへ、
より長期間航行することを可能にする技術として、
太陽光圧を利用した姿勢制御技術の研究を進めていきます。

※1 IKAROSの通常時の姿勢制御は、液晶デバイスではなく、
実証機本体に搭載されたスラスタを用いて行っています。

※2 トルクとは回転軸まわりに物体を回転させようとする
力のモーメントのことです。今回の液晶デバイスを用いた姿勢制御実験では、
太陽光圧を用いて姿勢制御を行っているため、
発生する姿勢制御トルクは非常に微小であり、
連続的にトルクを発生させることで、膜面の振動を励起せずに
姿勢制御することが可能です。

JAXA>プレスリリース
URLリンク(www.jaxa.jp)
URLリンク(www.jaxa.jp)
※依頼がありました。
スレリンク(scienceplus板:67番)


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