10/07/13 21:00:45
三菱重工業は12日、世界初となる、水を使わない新しい太陽熱発電の商用化を目指す方針を明らかにした。
オーストラリアの国立研究機関と共同で2013年に2・5メガ・ワット規模の実証プラントを稼働させ、
15年に10メガ・ワット規模のプラントで商用化を目指す。
従来の太陽熱発電は、水を蒸発させてタービンを回して、発電する方式だったが、新方式は高圧の空気を
太陽光で熱してタービンを回す。水がない砂漠での発電が可能となるという。
三菱重工は、このほど「豪州連邦科学産業研究機構」と共同開発を行うことで正式契約をした。
高さ100メートル程度の塔にある受熱器内の空気を反射鏡で約800度まで熱してタービンを回す。
水やポンプなどが必要なくなるため設備を簡素化でき、発電コストは約2~3割下がる見込みだ。
◆太陽熱発電=太陽光を鏡などを利用して集め、その熱を利用してタービンを回し、電気を作る発電方式。
これに対して、太陽光発電は、シリコンなどを使った太陽電池パネルを用いて光のエネルギーを直接、電気に変換する。
日本では、関西電力がパネル7万枚を使う太陽光発電所を大阪府堺市沖の埋め立て地に造る計画を進めている。
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