10/07/07 18:42:06
万能細胞で安全に脊髄治療=マウスで成功-慶応大など
さまざまな細胞に分化できる人工多能性幹細胞(iPS細胞)のうち安全なものを選んでマウスの脊髄(せきずい)
損傷部位に移植し、運動機能を回復させることに、慶応大の岡野栄之教授と京都大の山中伸弥教授らの共同
研究チームが7日までに成功した。論文は米科学アカデミー紀要電子版に掲載される。
研究チームは、マウスの脳への移植実験で、6カ月経過しても腫瘍(しゅよう)を形成しないiPS細胞を選別。
これを培養し、神経細胞のもととなる神経幹細胞に分化させた。
この細胞を、脊髄を損傷させ後ろ脚が動かなくなったマウスに移植したところ、後ろ脚で立てるまで回復した。
発行(原文まま。記者注:おそらく「発光」の変換ミスと思われます。)酵素を用いて画像で調べると、移植した
細胞の約20%が損傷部位に定着し、シグナルを伝える電線に当たる細胞や、電線を覆う被覆に当たる絶縁性
の層が再生していることが確認できた。(2010/07/07-06:40)
ソース: 時事通信
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