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巨大な歯を持つクジラ=1300万年前の化石発見-ペルー
南米ペルーの砂漠地帯にある1300万~1200万年前の地層から、巨大な歯を持つマッコウクジラ類の
頭骨化石が見つかり、新属新種に分類された。オランダ・ロッテルダム自然史博物館などの国際研究チームが
1日付の英科学誌ネイチャーに発表した。
この化石は、旧約聖書に登場する海の怪物「レビアタン」と小説「白鯨」で知られる19世紀の米作家ハーマン・
メルビルにちなみ、「レビアタン・メルビレイ」と名付けられた。
頭骨は長さ約3メートル、幅約1.9メートルで、体長は推定13.5~17.5メートル。あごの上下にある歯の
大きさは長さが最大36センチ、直径が同12センチで、他のクジラ類を捕らえて食べていた可能性が高いという。
現代のマッコウクジラも成体の雄は体長が18.3メートル程度あるが、上あごには歯がなく、下あごの歯も小さめ。
主に深海でイカ類を丸のみしている。(2010/07/01-14:16)
時事通信
URLリンク(www.jiji.com)
The giant bite of a new raptorial sperm whale from the Miocene epoch of Peru
Nature 466, 105-108 (01 July 2010) | doi:10.1038/nature09067
URLリンク(www.nature.com)