10/07/08 20:20:15 TWEpbg3N
>>641
重量制限でリアクションホイールを4基積むことが出来なかったが、
3基の内1基が壊れても大丈夫なように設計してあった。
小惑星に到着した頃までに、リアクションホイールが2基故障し、
緊急にプログラム開発して、遠隔操作でアップデートを行い、化学スラスタを併用した姿勢制御を開始。
しかし人類初の小惑星への離着陸は、探査機にとって想像を遥かに超えた過酷なものとなり、
着陸の時に化学スラスタのA系が1回目、B系が2回目の着陸で破損し、燃料のすべてが流出してしまう。
そこで、こんどは設計時に噴射する方向を5度傾けることが出来るように作ってあったイオンエンジンと、
太陽光圧を利用した前代未聞の姿勢制御を開始。
そのイオンエンジンが全部破損や劣化で推力不足となったら、
次は壊れたエンジンの正常なパーツ同士を回路で結んで運用を開始。
その回路は万が一に備えてつないでおいたもの。