10/06/24 20:09:43 BE:27598324-2BP(135)
科学者満足度:デンマーク1位、日本最下位 英誌調査
日本の科学者は主要国で最も不幸せ--。こんな調査結果を、英科学誌ネイチャーが初めてまとめ、24日付で発表した。
満足度1位はデンマークだった。日本人は他国に比べ、休日が少なく研究テーマの選択で裁量が小さいとして強い不満を
抱いていた。科学技術立国を掲げる政府だが、科学者が将来の展望を抱けるような政策が求められそうだ。
同誌は3~4月、インターネットを使って、世界の科学者に「給与」「休日の取得」「産休・育休」など8項目の労働環境について、
満足(1点)から不満(0点)で点数化してもらった。今回、日米欧や、科学技術が伸びている中国やインド、韓国の計16カ国の
研究者約1万500人について分析した。
それによると、日本は「休日」(0.424点)「労働時間」(0.448点)「研究テーマの独立性」(0.567点)「上司や同僚からの
指導」(0.442点)の4項目で最下位を記録し、デンマークの点数の5~7割だった。残りの「給与」など4項目も12~15位に
とどまった。
デンマークに続いてオランダ、スウェーデンの科学者の満足度が高かった。
科学技術政策に詳しい角南(すなみ)篤・政策研究大学院大准教授は「日本は、中印より施設面などの研究環境は劣らない
はずだ。しかし満足度が低いのは、奴隷的な労働環境で将来性を見いだせていないためと言える。政府は危機感を持つべきだ」
と指摘する。【西川拓】
毎日新聞
URLリンク(mainichi.jp)
For love and money
Nature 465, 1104-1107 (23 June 2010) | 10.1038/nj7301-1104a
URLリンク(www.nature.com)