10/06/24 11:01:05 odGWV+kJ
>>121
遅延時間についてはおっしゃるとおりです。
しかし、イリジウムシステムも衛星間通信を数ホップ使って地上局に降ろしているので、
静止衛星と同等とまでは行かないものの音声通話での遅延感は否めません。
音声通話については、遅延のアドバンテージがあるものの
安定した回線確保は防災国防上、魅力です。
地上端末のアンテナについてですが、
準天頂衛星にきく8号なみの大型アンテナを搭載した場合には
地上端末はイリジウム端末のヘリカルアンテナ程度の利得で回線は成り立ちます。
衛星の回線設計を実際に計算されればご理解いただけると思います。
ご存じない場合はJAXAのETS-8の概要が参考になるとおもいます。
また、例え指向性の高い高利得アンテナを使うとしても、
ビーム方向をほぼ天頂付近に向けるだけの簡易な追尾装置で事足りることも魅力です。
ビームの鋭い高利得アンテナであっても許容追尾誤差の程度は静止衛星よりも断然緩いのです。