10/06/04 12:28:49
大阪府高槻市内の小学生が見つけた昆虫が、世界的にも珍しい甲虫類の
「タチバナチビチョッキリ」であることがわかり、確認作業にあたった兵庫県三田市の
県立人と自然の博物館が3日発表した。
近畿地方では初めての発見で、同館で5日から8月31日まで標本が展示される。
見つけたのは、高槻市立土室小学校4年の田久保陽大(あきと)君(9)。
4月25日に同市内で開かれた昆虫観察会に参加し、常緑樹のアオキの葉の上にいた
小さな昆虫を捕まえた。講師として参加していた同博物館の沢田佳久研究員が
タチバナチビチョッキリであることを確認した。
タチバナチビチョッキリは昭和51年に福岡市内で見つかって以来、愛知県以西で
10件程度の採取記録があるだけ。国外での発見はないという。田久保君は
「虫網から取り出したときは何かわからなかった。珍しい虫だと聞いてとてもうれしい」。
今回発見されたのは体長4ミリのメスで、沢田研究員は「小さな虫は見逃されてしまうことが多いが、
身近なところにも希少な虫はいる。タチバナチビチョッキリが近畿にもいたのは貴重な発見だ」
と話している。
ソース:産経ニュース
URLリンク(www.sankei-kansai.com)
画像(読売新聞):大阪府高槻市で発見されたタチバナチビチョッキリ
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)