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阪大など、金属内部を動き回る伝導電子の性質解明-金と銀では別
大阪大学の関山明教授らと理化学研究所、和歌山県工業技術センター、立命館大学などの研究グループは、
金と銀では金属内部を動き回る伝導電子の性質が異なることを、新たな実験手法を使って突き止めた。この実験
手法は伝導電子の軌道を直接観測するもの。他のさまざまな金属や半導体にも適用でき、新物質の開発や材料
設計に役立ちそうだ。英オンライン物理学誌ニュー・ジャーナル・オブ・フィジクスに発表する。
新たな実験手法では、偏光方向を変えながら波長0・15ナノメートル(ナノは10億分の1)の硬X線を試料に照射し、
試料の中から出てきた電子を観測する。
この手法を使い、大型放射光施設SPring―8で金と銀を調べた結果、銀の伝導電子はほとんどが金属内部を
まんべんなく動き回るタイプだったが、金の場合は比較的動きにくく、原子核の近くにいるタイプの伝導電子が約50%を占めていた。
▽ ソース 日刊工業新聞
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