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【生物】 新種のメクラヘビ、生息分布の謎に迫る - 暇つぶし2ch1:依頼@あんたレスφ ★
10/04/02 19:41:00
 
 新種のメクラヘビ、生息分布の謎に迫る

 新たに発見された新種のメクラヘビ(ミミズヘビ)の遺伝子から、
メクラヘビはマダガスカル島が大陸から分離する以前からその地に生息していたと推測されることがわかった。

この発見によって、目がほとんど見えないこの珍しいヘビが世界中に広がっていった過程が解明されるかもしれない。

 体長約30センチほどまで成長するメクラヘビはミミズのような生態を持ち、
南極大陸を除く世界のあらゆる大陸の地面に穴を掘って生息する。

しかし、ミミズと違ってメクラヘビには脊柱と小さなウロコがある。

 研究を共同で率いた、パリにある国立自然史博物館のニコラ・ビダル氏は、
「大陸移動がメクラヘビの進化に重大な影響を与えた。大陸が分離してメクラヘビの個体群も離ればなれになった」と話す。

 現在アフリカの一部とみなされているマダガスカルは8000万~9000万年前に現在のインドと分離したと考えられている。
「それ以後、マダガスカルに生息するメクラヘビはまったく新しい種へと進化を遂げた」と、
ビダル氏とともに研究を率いたペンシルバニア州立大学の生物学者ブレア・ヘッジス氏は説明する。

 メクラヘビの化石はほとんど見つかっていないため、その進化の歴史は謎とされてきた。しかし研究チームは、
メクラヘビの仲間96種を世界中から集め、抽出した5つの遺伝子を比較して、メクラヘビの進化の系統図を作成することに成功した。

遺伝子の変異が起きるのに必要と推測される時間から計算して、別の種が発生した時期を推定することができた。

 メクラヘビは、まず南半球の超大陸ゴンドワナに現れたという。その後ゴンドワナが分裂したとき、
研究チームが“インディガスカル”と呼ぶ、現在のインドとマダガスカルを含む1つの陸塊に取り残された。

遺伝子のデータによれば、この大陸の分裂から比較的すぐに、今回発見された新種が出現したと考えられる。

 インディガスカルの分裂後、メクラヘビは何らかの方法でインドとマダガスカル以外の場所にまで移動した。
例えばオーストラリアに現れたのは、なぜかこの大陸が他のどの大陸とも既に陸続きでなかった2800万年ほど前のことだ。

また、アフリカ大陸と南アメリカ大陸のメクラヘビの系統は、わずか6300万年前に枝分かれした。

これはアフリカ大陸と南アメリカ大陸が分裂してから約4000万年経っており、
大陸の移動が原因で後に枝分れして進化していったとは考えにくい。

 では、このヘビはどうやって大陸間を移動したのか。大陸移動でも、もちろん飛んで渡った訳でもないとすると、
「オーストラリアだけでなく南米やカリブ諸島にも到達できたのは、海を渡って移動したためと考えざるをえない」とヘッジス氏は推測する。

つまり、餌となる昆虫の付いた流木を筏(いかだ)代わりにして海を渡ったというのである。

 また同氏は声明の中で次のように主張する。「穴を掘って生活する生物が海を渡って世界中に拡散するとは考えられないという説もある。

しかし私たちのデータは、その“考えられない”出来事が進化の歴史の中で実際に起きたことを裏付けている」。

 この研究は2010年3月30日発行の「Biology Letters」誌に掲載されている。

▽ ソース ナショナルジオグラフィック ニュース
URLリンク(www.nationalgeographic.co.jp)

▽ 画像 
URLリンク(www.nationalgeographic.co.jp)

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