10/04/02 19:19:37
平均すると、コーラを飲まない男性に比べ、毎日1リットル以上飲む男性の精子は約30%少ない。
WHOの基準では、記録した精子の数のほとんどは正常値の範囲内だが、精子の少ない男性は一般的に
不妊の危険性が高い。
この関連性はカフェインのせいではなさそうだ。というのも、研究者によると、よりカフェインの多いコーヒーには
そのような効果は見られないとのことだからだ。
カフェインではなく、コーラに含まれるその他の成分や、不健康な生活が原因と考えられる。
「コーラをよく飲む男性は、その他の習慣も異なるという点は重要です」と、コペンハーゲン大学病院のTina Kold
Jensen博士は言う。
この研究のリーダーである同博士は、これまで、カフェインが男性の生殖機能に与える影響について調べた
研究は少なく、被験者も不妊症の男性などに限定されていたため、結果が矛盾していたと主張する。
この何十年ほど、デンマークの若者のカフェインを含有する飲料の消費量が増えていることから、研究者らは
その増加が生殖機能にどのように影響しうるのかを調べようと考えたのである。
この研究では、2500人以上の若い男性が被験者となった。コーラを飲まない男性は、精子の質が良かった。
(平均して、1mlにつき5000万匹の精虫がいた) そして、健康的な生活を送っていた。
それに対し、1リットル以上のコーラを毎日飲む93人の男性では、精虫は3500万匹/mlであった。彼らは
ファーストフードよく食べ、果物や野菜の摂取量が少なかった。
珈琲や紅茶など他の飲料由来のカフェインに注目したところ、精子の質の低下はかなり小さかった。
この研究はthe American Journal of Epidemiology誌に掲載されている。
原因がコーラにあるのか、不健康な生活スタイルにあるのか、両方なのかはまだ分からない。しかし、この研究に
携わっていないブラジルのカシアス・デル・ソル大学のFabio Pasqualotto博士は、コーラ自体が重要なファクター
ではないと主張している。
ソース(翻訳:かえりちりめん)
URLリンク(www.telegraph.co.uk)