【人類】「ホビット」小型ヒト属ホモ・フローレシエンシスの進化は100万年前に遡る?at SCIENCEPLUS
【人類】「ホビット」小型ヒト属ホモ・フローレシエンシスの進化は100万年前に遡る? - 暇つぶし2ch1:星降るφ ★
10/03/18 17:56:25
ホビットは100万年前からいた?
John Roach
for National Geographic News
March 18, 2010

 インドネシアのフローレス島で新たに発見された石器から、“ホビット”の進化の歴史は
従来の説より20万年も長い100万年だったとする最新の研究が発表された。

 ホビットの謎が注目されるきっかけとなったのは、2004年にフローレス島で発見された
メスの原人の骨で、身長1メートル、体重25キロ、グレープフルーツほどの大きさの脳を
持っていた。

 架空のこびと族“ホビット”に似たこの小さな生物は、現生の人類と同種か新種かの論争が
続く中で、ヒト属の新種としてホモ・フローレシエンシスと命名された。この原人は現生の
人類が世界中に広がり始めていた約1万8000年前までこの孤島に生存していたという。

 オーストラリアのウーロンゴン大学の考古学者で研究を共同で率いたアダム・ブルム氏は
電子メールでの取材に対し、100万年前の火山性堆積物から今回新しく発見された石器は
「先端の鋭い素朴な剥片石器」だと説明する。同じフローレス島の近隣の遺跡からも同様の
石器が見つかっており、その遺跡は今回の遺跡より新しい時代に属するが、やはり
ホビットとその祖先に関連したものだという。

 今回の発見は、アフリカを起源とする古代人の石器文化が、考えられていたよりはるかに
長期間にわたってこの島に存在していたことを示している。

 ロンドン自然史博物館の古生物学者で今回の研究には参加していないクリス・
ストリンガー氏は、アフリカを出た初期の人類が今から100万年前までに、これまで
考えられていた以上に広い地域に散らばっていたことを示す「胸躍る」発見だと話す。

 発見された石器と骨から、ホビットの祖先はおそらく小さな脳を持ち直立歩行したホモ・
エレクトスで、約150万年前にアフリカを出て、88万年前までにはフローレス島に
たどり着いたと考えられる。

 彼らは到着後ごく短期間でコビトゾウの仲間やゾウガメの仲間を狩って絶滅させたと
考えられていた。しかし、新たに発見された石器の年代から、コビトゾウとゾウガメは
ホビットの祖先がフローレス島に移住してから10万年後に絶滅したことがわかり、
ホビットの祖先が与えた影響は「ごくわずかだったに違いない」とブルム氏は推測する。

 さらに、このホビットの祖先はホモ・エレクトスより原始的な生物である可能性がある。
「もっとも、まだ作業仮説に過ぎないが」とブルム氏は付け加える。

 ホビットの骨を最初に発見した研究チームは、発見を2004年に報告した際に、この骨が
ホモ・エレクトスの子孫である新種のホモ・フローレシエンシスだとした。その後、
ホビットの手首、脚、頭蓋骨、顎、脳、肩の特徴の研究が進み、ホモ・エレクトスよりも
原始的な生物の子孫であることが指摘されている。ロンドン自然史博物館のストリンガー氏
は、「解剖学的にはその可能性がますます高くなっている」と話す。

▽記事引用元  ナショナルジオグラフィック・ニュース
URLリンク(www.nationalgeographic.co.jp)

▽画像  インドネシアのフローレス島で発見された、“ホビット”と呼ばれる原人が使用していたと見られる石器(資料写真)。
URLリンク(www.nationalgeographic.co.jp)
Photograph by Kenneth Garrett

>>2以降に続く)


レスを読む
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch