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パパイアに著しい抗がん特性、日米共同研究
2010年03月10日 12:53 発信地:マイアミ/米国
【3月10日 AFP】米フロリダ大(University of Florida)は9日、パパイアの葉のエキスと葉茶に
著しい抗がん特性を認めたとする研究結果を発表した。頸部(けいぶ)がん、乳がん、肝臓がん、
肺がん、すい臓がんで抗がん効果が確認されたという。
同大のナム・ダン(Nam Dang)研究員と日本の研究チームは、乾燥したパパイア葉から抽出した
エキスを10種類のがん細胞に垂らし、24時間後に効果を調べた。
その結果、10種類すべてで腫瘍(しゅよう)の進行が遅くなっていたことがわかった。
また、エキスの濃度が高いほど効果が高いことも明らかになった。
研究者らは、パパイア葉エキスがTh1型サイトカインと呼ばれるシグナリング分子の生産を
促すことで、免疫系の調節を助けているためではないかと見ている。
このエキスは正常な細胞には危害を加えず、現行のがん治療における一般的な副作用を防げる
ことも明らかになったため、免疫系に働きかけてがんを退治する新たな治療法への応用が期待
されるという。
パパイアは、世界各地、特にアジアにおいて、さまざまな病気への民間療法のなかで使用されてきた。
詳しい研究内容は医学誌「Journal of Ethnopharmacology(民族薬理学)」2月号に掲載されている。(c)AFP
▽記事引用元 AFPBBNEWS
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