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数学は抽象的な対象の論理的な体系を解明し
物理学は具体的な対象の論理的な体系を解明する。
同様に、「何々学」という名のつく学問は「何々」という
具体的な対象の体系を解明する。
そうした「何々学」の起源は哲学(智慧を愛すること)であり、
未分化の対象に取り組む過程から具体的な対象を分化させ、
その対象の体系づくりを目指して来たのかも知れない。
従って、哲学は現在でもなお未分化のままの対象から
具体的な対象を抽出して、その体系化を目指す可能性がある。
現在も未分化の対象とは何であろうか?
それは人間の心ではないだろうか?
心理学とか精神分析学とかはすでにあるが、それは力学や熱学が物理学の
一分野であるように、人間の心の一部でしかないように思われる。
ブッダが人間を「呼吸体=身体形成力、感情=心形成力、
心、法(基本原理)」と分析・体系化したことを
現代的な視点で解明する学問が哲学から派生すべき時代が到来しつつあるような気がする。