【脳科学】両親間のDV目撃で脳萎縮 視覚野一部平均20.5% 記憶力低下の可能性 熊本大・友田准教授ら研究at SCIENCEPLUS
【脳科学】両親間のDV目撃で脳萎縮 視覚野一部平均20.5% 記憶力低下の可能性 熊本大・友田准教授ら研究 - 暇つぶし2ch1:白夜φ ★
10/03/05 09:38:33
両親間のDV目撃で脳萎縮 熊本大・友田准教授ら研究 視覚野一部平均20.5% 記憶力低下の可能性
2010年2月26日 01:36 カテゴリー:社会

子どものころに両親間のドメスティックバイオレンス(DV)を日常的に見てきた人は、
そうでない人と比べ、右脳の視覚野の一部が平均20・5%萎縮(いしゅく)しているとの
研究結果を、熊本大大学院生命科学研究部の友田明美准教授(小児発達学)と
米国・ハーバード大の研究チームがまとめた。DVを目撃させることは児童虐待防止法でも
児童虐待とされているが、その影響を医学的に裏付ける研究は珍しいという。
4月の日本小児科学会で発表する。

共同研究は、米国人1455人から子ども期(3-17歳)に両親間の暴力によるDVを日常的に
目撃した18-25歳の男女15人と、年齢や利き手などが同じでDV目撃経験のない33人を
選び、脳を磁気共鳴画像装置(MRI)で解析、比較した。

その結果、右脳の視覚野にある「舌状回」と呼ばれる部分の容積が、DV目撃経験のない人は
平均125・3ミリリットルだったのに対し、目撃経験者は平均99・6ミリリットルで、20・5%小さかった。
視覚野は、視覚をつかさどる部分。萎縮による影響は詳細には解明されていないが研究チームは
視覚的な記憶力が低くなるとみている。

また血流量の調査で、同じ視覚野にある「中後頭回」だけ、DV目撃経験者の方が平均で8・1%多く、
目撃経験のない人より活発に動いていることが分かった。

友田准教授は「DVの記憶がトラウマ(心的外傷)となり、フラッシュバックや夢などで繰り返し
思い出して視覚野が必要以上に活動し、脳の伝達物質が過剰放出され、脳細胞に悪影響を
与えている」と考えている。

日本子ども虐待防止学会理事で、筑波大の宮本信也教授(発達行動小児科学)は
「子どもにとって母親などが暴力にさらされるのは、自分への暴力と同じこと。DVが当事者だけの
問題ではないと社会に広く知らせ、被害女性に多い『自分さえがまんすればいい』という考えをなくして
いくべきだ」と話している。

(以下省略。引用元参照)

=2010/02/26付 西日本新聞朝刊=

▽記事引用元
URLリンク(www.nishinippon.co.jp)
西日本新聞(URLリンク(www.nishinippon.co.jp)

画像URL:MRIの解析画像。赤い部分が萎縮している
URLリンク(www.nishinippon.co.jp)


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