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火星長期閉鎖実験「マーズ500」のクルー11名を選定
February 27 - 2010 - 火星
ロシア生物医学問題研究所(IMBP)は2月25日、有人火星探査ミッションのシミュレーションとなる、
長期閉鎖実験「マーズ500(MARS-500)」のクルー11名を選定したと発表した。
選ばれたのはロシアのボリス・エゴロフ氏(44)、アンドレイ・ジリノフ氏(30)、
アレクサンダー・スホフ氏(32)、ミカイル・シデリニコフ氏(37)、アレクセイ・シテフ氏(38)、
スクロブ・カモロフ氏(32)、アレクサンダー・スモレブスキー氏(33)。
フランスのアークミエル・ゲイラード氏(34)、ベルギーのジェロム・クレバーズ氏(30)、
イタリアのディエゴ・ウービナ氏(27)、中国のワン・ユエ氏(27)の11名。
いずれも高等教育を受けており、ロシア語と英語を話せるという。
11名のクルーは今後宇宙飛行士の訓練を受け、6名に絞られた後、
2010年4月下旬頃から始まる「マーズ500」に参加する。
今回は計520日間(約1年半)にも及ぶ本格的な長期閉鎖実験で、最初の250日間は火星までの飛行、
その後の30日間は火星での滞在、そして、残りの240日間は地球への帰還に設定され、
モスクワの研究所内に設置された閉鎖施設の中で、地球と火星間の距離を考慮した通信時の
タイムラグなど、無重力と放射線を除いて、有人火星探査とほとんど同じ環境が再現される。
火星長期閉鎖実験「マーズ500」は元々ロシア生物医学問題研究所(IMBP)を中心に進められていたが、
2007年4月にESAが参加を表明し、2009年4月1日から2009年7月14日まで、最初の長期滞在
となる計105日間のトライアルが行われ、ロシアとヨーロッパから計6名のクルーが参加した。
▽記事引用元
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sorae.jp(URLリンク(www.sorae.jp))