10/03/03 19:49:41
(>>1の続き)
ヘイズ氏の研究チームがこの4匹のうちの2匹を解剖したところ、卵巣があるにも
かかわらずDNAはオスのままであることが確認された。残りの2匹はオスと交尾して
産卵し、その卵から孵化したカエルは無事に成長した。産まれたカエルはすべてオスの
染色体を持ち、健康状態にも問題はなさそうだという。
また、アトラジンに曝されたが卵巣が発達しなかったカエルのうち、80%は精子を作る
ことができなかった。
この除草剤がこれほど大きな影響を及ぼすことに自分自身もいささか驚いていると
ヘイズ氏は話す。「別の原因で説明できる可能性を常に考えておくべきなのが科学という
ものだ。しかしアトラジンに関しては、これが原因だとしか思えない」。同氏はナショナル
ジオグラフィック協会のエマージング探検家である。
この化学物質が人間に与える影響についてはあまり研究例がないが、最近の研究の中には
アトラジンの使用と乳ガンを関連付けるものがある。アメリカ環境保護庁は最近になって、
アトラジンが人間にどのような害を与えるか再調査中であると発表した。ヨーロッパ連合
では2004年にアトラジンの使用が禁止されている。
(引用ここまで)