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北陸先端科学技術大学院大学(石川県能美市)の金子大作助教は24日、植物由来の「超強力接着剤」の
開発に成功したと発表した。植物の細胞壁に含まれる「カフェ酸」と「パラクマル酸」を高分子化したもので、
「5センチ角の接着面でゾウが持ち上がる」(同助教)という。住宅の内装向けのほか、自動車の車体の軽量
化などに応用が期待できる。
この接着剤は粉末状で、約200度まで加熱して溶かしてから冷却することで接着力が生まれる。平滑ガラス
面の場合、市販の瞬間接着剤の2倍以上の強さで接着できる。接着メカニズムは完全には解明されていない
が、ベンゼン環に水素と酸素が結合した「カテコール基」という分子構造の働きとみられる。
植物由来の接着剤はすでに存在するが、接着力が強くなかった。金子助教が開発した超強力接着剤はカフェ
酸とパラクマル酸のつなげ方や高分子の大きさを自由に設計することで、接着力や耐熱温度などを調節できる
特長もある。昨年12月に豪州で開かれた学会で発表。科学雑誌にも論文を掲載する考え。
ソース:NIKKEI NET(日経ネット)
URLリンク(www.nikkei.co.jp)
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