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4月号のニュートン、サイエンスセンサーのコーナーに、アジア人の遺伝子の大規模調査について載ってたので引用します。
●Science 2009年12月11日号
人類はアフリカで発生して世界中に広がっていったとかんがえられている。
ところがアジアにおいて、どの地方から人類が入り、どのように移動と定住が進んでいったのか解明されていない。
日本などアジア各国の研究者が参加する「HUGO(ルビ:ヒューゴ)(ヒトゲノム解析機構)パンアジアSNP(ルビ:スニップ)協会」は、アジアの73民族と非アジアの2民族,役2000人について,「SNP」とよばれる個人間の遺伝子のわずかなちがいを調査した。
そして、SNPのデータをもとに民族間の遺伝的な近縁関係を調べ、アジアでどのように民族が分離・独立していったかをさぐった。
その結果、遺伝子の多様性が東南アジアから北に行くにつれて少なくなることや、日本人などの東アジア人は東南アジア人固有の遺伝的特徴を50%近く受けついでいることがわかった。
結果を総合すると、人類はアフリカからインドを経て東南アジアに入り、そこから沿岸沿いに北へ流れていった可能性が高いようだ。