10/02/12 21:49:35
赤ワインとチョコレートはがん治療薬になりうるとする研究結果が、米カリフォルニア州
ロングビーチで10日開催されたTEDコンファレンスで発表された。
米マサチューセッツ州のNPO組織、血管新生基金は、腫瘍(しゅよう)に栄養を運ぶ新しい
血管ができないようにする物質を含む食品の特定を進めている。血液を供給させないことで、
がん細胞を「餓死」させられるという。ブルーベリー、ニンニク、大豆、お茶にこのような
抗血管新生特性があることが知られているが、発表した同基金のウィリアム・リー総裁に
よると赤ワイン用ブドウとダークチョコレートにもこの効果があることが分かったという。
腫瘍に栄養を運ぶ血管の新生を阻害する薬は、すでに10種以上が医療現場で使用されている。
同基金が一部の食品と承認されたがん治療薬の効果を比較したところ、大豆、パセリ、
赤ワイン用ブドウ、ベリーなどで薬と同等またはそれ以上の効果が確認されたとしている。
これらの食べ物を一緒に食べた場合、効果はさらに上がったという。
また、遺伝的に肥満になりやすいマウスに抗血管新生特性のある食品を与える実験をした
ところ、体脂肪が減って平均的な大きさになったという。
リー総裁は、調理したトマトを週に数回食べる男性の前立腺がんリスクは30~50%低いとした
米ハーバード大医学部の研究も紹介し、「医療革命はわれわれの身近で起こっている。また、
だれもががん治療薬を買えるわけではないので、こうした食事療法が多くの人にとって唯一の
解決策となり得るだろう」と話した。
AFP通信(12日11:36)
URLリンク(www.afpbb.com)
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