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四国電力は9日、愛媛県伊方町の伊方原発3号機(加圧水型軽水炉、89万キロワット)で、
国内2番目のプルサーマル実施に向け、原子炉へ燃料を装てんする作業を開始した。
通常のウラン燃料の装てんから始め、プルサーマル用のプルトニウム・ウラン混合酸化物
(MOX)燃料の1体目を入れる作業は、10日未明からの見通し。
3号機は定期検査中。順調に進めば3月上旬に原子炉を起動、臨界に達し、プルサーマルが
スタートする。
四国電力によると、装てんは9日午後8時50分ごろから始まった。専用クレーンで「ピット」
と呼ばれる深さ約12メートルのプールから、燃料集合体を1体ずつ持ち上げ、計157体を
原子炉に差し込んでいく。新しい燃料に交換するのは50体で、うち16体がMOX燃料。作業は
12日まで続く予定。
当初は2月2日ごろに装てん作業を始める計画だったが、微量の放射性物質が外部に漏えい
した問題の原因を調査するため、日程が1週間程度遅れた。
プルサーマルは、九州電力が玄海原発(佐賀)で国内で初めて実施。中部電力が2010年度に
浜岡原発(静岡)で予定している。
共同通信(9日22:11)
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伊方発電所(四国電力)
URLリンク(www.yonden.co.jp)
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