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理化学研究所は6日、神戸・ポートアイランド2期で建設中の次世代スーパーコンピューターの
約100倍の演算処理能力を持つ“次々世代スパコン”の開発に向け、
研究を始める計画を明らかにした。建設が決まれば、神戸市が誘致活動に乗り出す方針。
理研の平尾公彦特任顧問が、同市内で行った講演で述べた。
同特任顧問によると、研究は次世代スパコンを使い、2010年度からスタートさせる。
19年度ごろにも稼働させる方針。最終的には約100人の研究者が携わるという。
建設中の次世代スパコンは10年度末に一部稼働。
大地震の被害予測の精度向上などに貢献すると期待されている。
昨年、行政刷新会議の事業仕分けで事実上「凍結」の判定を受けたが、
政府は事業継続を決めた。総事業費は1120億円。
“次々世代スパコン”研究は、理研が設置するスパコンの運営主体・計算科学研究機構が担う。
最大演算速度は1秒当たり100京(1兆の100万倍)回を目指す。
建設を国が認めるかどうかは不透明だが、神戸市は誘致に乗り出す方針で、
スパコン建設地の近くに施設拡張用として確保している約2ヘクタールを転用するという。
平尾特任顧問は「世界に誇れる計算科学の拠点をつくり、
基礎科学の進歩や産業の発展に貢献したい」と話している。
神戸新聞
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