【宇宙】すばる望遠鏡、アンドロメダ座大銀河に銀河形成の名残を発見 「恒星ストリーム」at SCIENCEPLUS
【宇宙】すばる望遠鏡、アンドロメダ座大銀河に銀河形成の名残を発見 「恒星ストリーム」 - 暇つぶし2ch1:1/2@白夜φ ★
10/01/30 22:52:31
◇すばる望遠鏡、アンドロメダ座大銀河に銀河形成の名残を発見

【2010年1月29日 国立天文台 アストロ・トピックス(532)】
銀河系などの大きな銀河は、小さな銀河の吸収・合体によって形成されると考えられている。
すばる望遠鏡は、アンドロメダ座大銀河のハローに、小さな銀河が合体した際に潮汐力で
引き伸ばされたと思われる恒星の集団「恒星ストリーム」を発見した。
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アストロ・トピックスより

東北大学、東京大学、国立天文台、カリフォルニア大学などの研究者からなる国際研究チーム(注)は、
すばる望遠鏡を用いた観測で、アンドロメダ座大銀河のハロー(銀河円盤を囲む領域)に、
かつての矮小銀河(わいしょうぎんが)合体の名残と思われる恒星の集団「恒星ストリーム」を発見しました。
さらにケック望遠鏡による分光観測で、その恒星ストリームの詳しい空間構造と速度分布を
明らかにすることに成功しました。

銀河系やアンドロメダ座大銀河といった渦巻銀河のハローには、100億歳を超えるような
古い年齢の恒星が、銀河円盤を囲むように広く分布しています。これらの恒星は、
銀河の形成と進化過程に対してたいへん重要な情報を提供するものと考えられています。
とくに、現在の標準的な銀河形成理論では、銀河系をはじめとする大きな銀河は、
矮小銀河のような小さな銀河が合体したり、潮汐(ちょうせき)力で壊れたりする過程を
通して現在の姿になったとされており、ハローにはこういった出来事の名残が多く残って
いると考えられています。

このような過去の合体過程の形跡は、「恒星ストリーム」と呼ばれる恒星の集団として
観測的にとらえることができます。恒星ストリームは、小さな銀河が大きな銀河へと
落ち込みながら軌道運動する際、潮汐力によって長く引き延ばされたためにできた恒星の集団で、
恒星ストリームを成す個々の恒星は、同じような速度で集団運動することが知られています。

ハローに恒星ストリームが存在すると、それは、恒星の非一様な空間分布として現れます。
このような恒星の非一様空間分布を見つけるには、銀河系よりもアンドロメダ座大銀河が
適しています。なぜなら、アンドロメダ座大銀河は、我々からは円盤をやや横から見るような
向きとなるので、ハロー部分を観測しやすく、しかも銀河の外から見ることができるため、
様々な恒星の分布を直接観測することができるからです。

このような観点から、東北大学の田中幹人(たなかみきと)研究員
(観測当時は東京大学博士課程大学院生)を代表とするチームは、
すばる望遠鏡の主焦点カメラを用いて、アンドロメダ座大銀河ハローの広い領域を、
VとIの2バンドで測光観測しました。
>>2以降に続く)

▽記事引用元
URLリンク(www.astroarts.co.jp)
AstroArts(URLリンク(www.astroarts.co.jp)

銀河構造の模式図。(提供:国立天文台)
URLリンク(www.astroarts.jp)
アンドロメダ座大銀河中心からおおよそ6万5000光年の半径の領域の画像。(提供:国立天文台広報普及室)
URLリンク(www.astroarts.jp)


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