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◇洗浄廃液で胃がん発見期待、異常遺伝子を検出
内視鏡検査の前に行う胃洗浄の廃液を調べると、胃がんを早期発見できる可能性のあることが、
聖マリアンナ医科大の伊東文生教授らの研究でわかった。
洗浄の水圧ではがれ落ちる胃全体の粘膜細胞から、胃がんに特有の遺伝子の異常を検出できた。
胃がんの2割以上を見落とすという内視鏡検査の弱点解消につながり、
患者に負担の少ない診断法としても期待される。
内視鏡検査では、胃粘膜を覆う粘液が観察の邪魔になるため、内視鏡の先端から水を出して洗い流す。
洗浄液は胃から吸引して捨てられるが、伊東教授らは、検査を受けた68人の洗浄液中のDNAを分析した。
その結果、検査で早期がんが発見された20人は、
胃がん患者に高率で見られるがん抑制遺伝子「MINT25」の異常も見つかった。
さらに、内視鏡ではがんを確認できなかった48人のうち、2人の洗浄液から、同じ遺伝子の異常が見つかった。
検査で見逃されたごく早期のがんがあると見られ、今後、3か月ごとに検査を繰り返す。
(2010年1月18日15時37分 読売新聞)
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