10/01/19 01:37:21 ETJ93bZX
>>676
フライバイ探査や軌道周回なら、還って来ません。例:「さきがけ」、「すいせい」、「のぞみ」、「ひてん」、「かぐや」・・・。
サンプルリターンミッションの場合には、還ってこないといけないんです。
サンプルリターンの目的は、小さな試料でも・・地上にある精密な測定機器を用いて正確な調査研究が出来ることです。
例を挙げておきます。
バイキング計画では、火星の土を採取して、生命の存在などを確認しました。しかしながら、どうしても決め手にかけます。
その後の、マースローバー計画では、紫外線分光計という機器で、火星の岩石を調査しています。
しかしながら、アポロ月探査で得られた試料ならば、現在も保存されており、現在も月の生成などの発見が続いています。
かぐや2でも、はやぶさ2でも、サンプルリターンを計画しているのは、僅かな試料でもあれば・・地上の精密設備で正確な測定ができます。
そのような試料分析によって、その先の探査に必要なセンサーを開発して、更なる精密な探査ができるというわけなのです。
そして、太陽系大航海時代に入ったとき、太陽系の資源などを用いて、居住に必要な設備を作ったり、生産設備を作ることができるはずです。
その時代に向けた・・基礎研究を続けているわけです。