10/01/18 23:53:09 JcITHxlT
>>654
プロジェクト初期に行った設計検討では、お示しになった資料のとおりです。
これは、ALFLEX及びHYFLEXのデータを得る以前のものです。
しかしながら、この設計においては、再突入における「ワーストケース」で設計を行っているからです。
地球大気圏への再突入には、その形状や構造からだけではなく、空気減速等の関係から・・再突入角度があります。
これを、NASA辺りでは「再突入回廊」と呼んでいるそうなので、ここでもそう呼びます。
さて、先ほどの計算の場合には・・緩やかな角度で100Km高度に突入する場合なのですが・・それはシャトルオービターの例から計算しています。
無論、それだけでは不安なので・・自分の所のデータも参考にしています。
さて、現在の「はやぶさ」の場合・・現在の速度・軌道を直線的(軌道遷移無し)に延長しますと、150万キロ以内まで近づきましたが・・
地球の半径に到達する軌道までは進んでいません。
そのため、考えられうる・・最悪の条件で計算したものを提示させていただいたのです。
詳しいところは・・以下よりリンクをたどってみてください。次の更新予定は・・1月21日・午前です。
URLリンク(www.isas.jaxa.jp)