10/01/08 21:52:11
60代以上の多くに新型免疫か ウイルス分析結果を発表
現在の新型インフルエンザと過去に流行したスペイン風邪など、同じ「H1N1型」のインフルエンザウイルスの
遺伝子分析から、60代以上の人の多くが新型への免疫を持っている可能性があるとの研究結果を科学技術
振興機構の西浦博さきがけ研究者(理論疫学)と米国の研究者らのグループがまとめ、英科学誌に8日発表
した。
グループは、11の国と地域で新型感染者の年齢分布を検討。75%以上が30歳未満に集中し、10~19歳が
ピークで、65歳以上は3%未満と少ないことを確認した。
これを踏まえ、1918年以降に流行したH1N1型のウイルスについて、人の免疫反応にかかわるウイルス
表面のタンパク「ヘマグルチニン」の遺伝子配列を分析。18年以降40年代までに流行したウイルスと新型との
間に、タンパクに付いている「糖鎖」と呼ばれる構造が一部脱落している共通点があることを突き止めた。77年
以降に流行したウイルスにはこの特徴がなかった。
グループは、この流行時期によるウイルスの違いが、年齢による免疫の差が生じた理由とみており、60代
以上には新型への免疫があるが、77年以降に生まれた人には免疫がないと考えた。
ソース
URLリンク(www.47news.jp)
新型インフルエンザ:スペイン風邪と同じ構造 「高齢者に免疫」裏付け - 毎日jp(毎日新聞)
URLリンク(mainichi.jp)