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【天文】大みそかの夜空に輝く“ブルームーン” 新年を迎えるときに現れたのはおよそ20年ぶり - 暇つぶし2ch1:依頼15-468@白夜φ ★
10/01/05 21:22:12
大みそかの夜空に輝く“ブルームーン”
Andrew Fazekas
for National Geographic News
January 2, 2010

2009年の大みそか、世界中の夜空に“ブルームーン”が輝いた(日本では2010年の元日)。
新年を迎えるときにブルームーンになるのはおよそ20年ぶりのこととなる。

新年のうたげの最中、真夜中に見上げた空が晴れていれば、輝く満月が目に飛び込んできただろう。
同じ月に満月が2回ある場合、2回目の満月のことを「ブルームーン(blue moon)」という。
前回大みそかに現れたのは1990年のことで、次は2028年となる。

“ブルームーン”と呼ばれるが、実際に青色をしているわけではない。
英語の慣用句に「ごくまれに」を意味する「once in a blue moon」という表現があるため、
ひと月に2回満月が現れることの希少性からこの名称が広まったという。

アメリカのイリノイ州シカゴにあるアドラープラネタリウムの天文学者マーク・ハマーグレン氏は、
「大みそかにブルームーンが昇ったとしても、科学的に特殊な現象ではなく、
天文学的な重要性はまったくない」と話す。

「ただし、歴史について考えるきっかけとしては意味があるだろう。人類がいかにして天体の動きから
暦体系を作り上げてきたのか、これを機に知る人も増えるかもしれない」。

ブルームーンの定義は現在では「ひと月に2回目の満月」で通っているが、ほかにもさまざまな定義がある。
そもそも「ひと月に2回目の満月」というのも、実はある雑誌の間違いによって誕生したものなのだ。

数十年前、天文学の月刊誌「Sky & Telescope」が、
『メーン州ファーマーズ・アルマナック(Maine Farmer's Almanac)』という農作業用の
年間歴(農事暦)に出てくる“ブルームーン”という言葉を説明した。
しかし、その際に誤って「ひと月に2回目の満月」としてしまったのだ。

後年、1819~1962年に発行された農事暦を詳細に調査したところ、
“ブルームーン”という言葉が実は異なる使われ方をしていたことが判明した。

満月はおおむね年に12回、毎月1回ずつ現れる。
月の満ち欠けの周期が暦上の1カ月とだいたい一致しているためである。

しかし、現在の暦年は実際には太陽を基準とした周期、つまり地球が太陽を1周するのにかかる時間を
1年としているため、月の満ち欠けの周期で太陽暦の1年を区切ることはできない。
したがって、暦上の1年間と月の周期とのずれにより、1年の間に“余分”な満月が現れることがある。
3年に1度ほど、満月が13回ある年ができるのだ。

農事暦では1年を3カ月ごとに4つの季節に分けた上で、1つの季節に4回満月が現れる場合に、
3回目の満月を“ブルームーン”と呼んでいたのである。

>>2-に続く)

▽記事引用元
URLリンク(www.nationalgeographic.co.jp)
NATIONALGEOGRAPHIC(URLリンク(www.nationalgeographic.co.jp)

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