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異常な免疫反応に伴う炎症を抑えるリンパ球の働きを、
徳島大の林良夫教授のチームがマウス実験で解明し、米科学誌プロスワンに5日発表した。
このリンパ球は「制御性T細胞」と呼ばれ、リンパ節から各臓器に広がって炎症を抑える
“パトロール活動”をしていた。
この働きにはCCR7というタンパク質が必要なことも発見。
林教授は「この仕組みを制御できれば、免疫機構が誤って自分自身の体を攻撃する
自己免疫疾患の治療に役立つかもしれない」と話している。
チームは、CCR7をつくれないように遺伝子操作したマウスで実験。
通常のマウスは制御性T細胞が血流に乗って体内に広がっていくが、
遺伝子操作マウスはほとんどがリンパ節にとどまったままになり、
目の炎症などの自己免疫疾患が起きるのを確かめた。
47NEWS(共同)
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PLoS ONE「In Situ Patrolling of Regulatory T Cells Is Essential for Protecting
Autoimmune Exocrinopathy」
URLリンク(www.plosone.org)