09/12/17 11:42:55
梅には、胃がんの原因となる細菌ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)の活動を抑える物質と
血糖値が急激に上がるのを防ぐ別の物質が含まれていることがわかったと、
日本一の梅産地・和歌山県みなべ町などが、16日発表した。
同町は二つの物質について特許を取得した。
和歌山県立医科大、近畿大、和歌山高専などと共同で2001年から研究を進めていた。
県立医科大の宇都宮洋才(ひろとし)講師らによると、梅に含まれている
ポリフェノールの一種「シリンガレシノール」に、ピロリ菌の活動を抑制する働きのあることが
実験で確認された。
もう一つの物質は、糖を分解する酵素の働きを抑え、腸からの吸収を遅らせ、
食後に血糖値が急に上がるのを防ぐ効果があるという。
「α―グルコシダーゼ阻害剤」と名付けた。
商品化の見通しは今のところ立っていないが、町は特産の梅干しの消費拡大につながると
期待している。
ソース:asahi.com
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