09/12/17 11:34:40
珍しい深海魚、リュウグウノツカイ(体長3メートル96)が15日、
富山県黒部市の海岸に打ち上げられた。
散歩中の同市荻生、無職稲垣才吉さん(64)が同日午前9時頃、
波打ち際から約1メートル岸で発見し、魚津市の魚津水族館に持ち込んだ。
稲垣さんは「初めは銀紙かと思い、魚とは気づかなかった」と驚いている。
この魚は銀色の表面に黒い斑点がある。特徴的なのは、
約1メートルに達する2本の腹びれで、先が丸くふくらんで鮮やかな赤色を帯びている。
頭部付近にも約80センチの背びれがある。
アカマンボウ目リュウグウノツカイ科で、水深200~1000メートルの
深海に生息するとみられる。国内では須磨海浜水族園(神戸市)など
数か所で標本を展示しているが、詳しい生態は不明。
台風などの荒天や地震後に海岸に漂着した例が多く、
魚津水族館の門田信幸・学芸員(41)は「昨日からの荒波で打ち上げられたのではないか」
とみている。
風変わりな名前の由来も正確には分からないといい、同館などでは
「赤い腹びれや珍しさから『竜宮城』からの使いを連想したのでは」と推測。
15日に袋の中でホルマリンに漬け、今後、ケースを用意して標本展示したいとしている。
稲垣さんは「名前を知って2度びっくり。いいクリスマスプレゼントになった」と話した。
ソース:読売新聞
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画像:うちあげられたリュウグウノツカイ
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