09/12/09 22:51:12
◇11年後、月に無人基地を…実現には4千億
政府の「月探査に関する懇談会」が9日開かれ、座長の白井克彦・早稲田大総長が
「2020年ごろまでに月の南極にロボット用無人基地を建設し、25年をめどに月の
裏側の石を地球へ持ち帰る」という探査目標を、座長案として示した。
この計画の実施には総額約4000億円かかるという試算も、内閣府が公表した。
同懇談会は、この座長案を軸に議論を進め、来年6月ごろ、
政府の宇宙開発戦略本部(本部長・鳩山首相)に報告書を提出する。
座長案では、まず15年ごろに日本独自の探査機を月の表側に着陸させる。
20年ごろまでに造る南極の無人基地は、ロボットに電力を補給する。
さらに25年ごろ、ロボットが月の裏側で収集した石を地球に持ち帰る。
科学研究や資源利用を目指す。
試算では、こうした活動にかかる費用の累計が、15年までに約600億~700億円、
20年までに約2000億円、25年までに約4000億円。
宇宙基本計画に位置づけられた月探査用の二足歩行ロボット開発には、
さらに数百億円かかる。
拠点を建設せずに石を持ち帰る計画なら約3600億円で済むとの試算も示されたが、
「月探査の発展には拠点が必要」との意見が懇談会で大勢を占めた。
(2009年12月9日22時25分 読売新聞)
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