09/12/09 16:42:20
東京農大の市川勝客員教授(北大名誉教授)らの研究グループは7日、
スギや稲わら、サトウキビの搾りかすなどからエタノールを直接合成する実証試験に
成功したと発表した。従来製法に比べ、同量の原料から約5倍のバイオエタノールが
得られるという。
農林水産省の委託を受け、長崎総合科学大、積水化学工業と共同研究した。
原料を高温でバイオガスに変え、市川教授の高性能触媒技術でガスから
エタノールを抽出した。
従来のアルコール発酵による抽出では蒸留や精製に時間とエネルギーがかかる上、
原料の10%前後のエタノールしか取れなかった。市川教授らの製法では1トンの原料から
純度99%のエタノールを513キロ抽出した。原料には建築廃材や古紙も活用できる。
実用化されれば、自動車燃料などに使うバイオエタノールが1リットル45~80円で
製造できる可能性がある。市川教授は「5年以内に実用化したい」と話している。
ソース:北海道新聞
URLリンク(www.hokkaido-np.co.jp)
画像:製造したバイオエタノールを手にする市川教授
URLリンク(www.hokkaido-np.co.jp)
◇関連スレ
【エネルギー】有機物をなんでもエタノール化 米Coskata社が操業開始
スレリンク(scienceplus板)