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C型肝炎の新治療法、チンパンジーで有効性確認 臨床段階へ
2009年12月05日 08:57 発信地:ワシントンD.C./米国
【12月5日 AFP】C型肝炎の実験的な治療法が、チンパンジーの血液中のウイルスの複製を
抑制できたことがわかり、人の慢性C型肝炎にも有効である可能性があるとする論文が3日の
米科学誌サイエンス電子版「Science Express」に発表された。
「SPC3649」と名付けられたこの治療法は、C型肝炎ウイルスの複製を助ける分子を抑制するもので、
デンマークの生物製薬会社サンタリス・ファーマ(Santaris Pharma)が開発した。
生物医学研究基金「Southwest Foundation for Biomedical Research」によると、
C型肝炎ウイルスに感染した4匹のチンパンジーのうち、この治療薬を多く投与した2匹で、
血液と肝臓におけるウイルスレベルが350倍も低下した。
既に、臨床試験の第1段階が健康体のボランティアに対して行われているという。
この種の治療法が臨床段階に進んだのは初めて。
こうした治療法が、HIVやがん、炎症性疾患などにも有効である可能性も示されているという。
(c)AFP
▽記事引用元
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▽関連リンク
Science
Published Online December 3, 2009
Science DOI: 10.1126/science.1178178
Therapeutic Silencing of MicroRNA-122 in Primates with Chronic Hepatitis C Virus Infection
URLリンク(www.sciencemag.org)