09/12/04 22:31:49
◇愛媛大など、下部マントル組成解明 地球形成探る手掛かり
愛媛大学地球深部ダイナミクス研究センターの入舩徹男教授は3日、
地球内部の「下部マントル」の化学組成を再現実験で明らかにしたと発表した。
深さ660キロメートルから少なくとも1200キロメートルまでの化学組成は、
より浅い「上部マントル」と同じ組成の可能性が高いという。
これまで別組成との説もあったが詳しいデータがなかった。
地球形成のプロセスを探る手掛かりが得られたとしている。
独バイロイト大学地球科学研究所のキャサリン・マッキャモン研究員らとの共同研究。
成果は3日発行の米サイエンス誌に掲載された。
ダイヤモンドを焼き固めた超硬材料を超高圧状態に置き、下部マントルの組成を推定した。
深さ660~2890キロメートルの下部マントルのうち、1200キロメートルまでは高圧型鉱物の
「ペロブスカイト」と「ペリクレス」がおおむね8対2の割合で含まれる「パイロライト」と呼ばれる
性質だとわかった。(07:00)
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