09/11/26 18:07:17
国内初、角竜類の恐竜化石発見 トリケラトプスの先祖？
兵庫県三田市の「県立人と自然の博物館」は２６日、同県篠山（ささやま）市の前期白亜紀（１億４千万～
１億２千万年前）の地層から、国内で初めて角竜（つのりゅう）類の恐竜の化石が見つかったと発表した。
角竜類は頭の骨が進化してできた襟飾りが特徴。有名なトリケラトプスなどに進化したネオケラトプス類の
原始的な草食恐竜という。同時期では中国とモンゴルで計５例が見つかっているだけで、
専門家は「世界的にも貴重な資料」と評価している。
博物館によると、見つかった化石は左あごの上顎（じょうがく）骨（幅４２ミリ、高さ１８ミリ）、右あごの前顎
（ぜんがく）骨（幅２９ミリ、高さ２６ミリ）、歯骨（幅１４ミリ、高さ１６ミリ）の３種類。上顎骨には歯が５本はえている。
中国で見つかったネオケラトプス類の「アーケオケラトプスオオシマイ」と特徴が似ており、
体長５０～６０センチで中型犬ほどの大きさとみている。
ネオケラトプス類は白亜紀後期（９千万年前）ごろに、東アジアから北米に渡って大型化。
８千万年前から急速に進化を遂げ、６５００万年前には大きな襟飾りと３本の角を持つトリケラトプスなども登場したという。
発見された地層は篠山市から同県丹波市にまたがる「篠山層群」。
０６年に国内最大級の植物食恐竜「丹波竜」、０８年には国内最古級の哺乳（ほにゅう）類の化石も見つかっている。
今回発見された化石は今月２８日～１２月２７日、博物館で展示する。月曜休館。
◆画像：今回見つかった化石と特徴が似ている角竜類「アーケオケラトプスオオシマイ」の模型
＝荒木一成さん制作、福井県立恐竜博物館提供
URLﾘﾝｸ(www.asahicom.jp)
◆画像：発掘された角竜類の左上顎骨（右上）、左歯骨（右下）、右前顎骨の化石。
右前顎骨は裏返した状態＝２６日午後、兵庫県篠山市、西畑志朗撮影
URLﾘﾝｸ(www.asahicom.jp)
■ソース：asahi.com（朝日新聞社） 2009年11月26日17時19分
URLﾘﾝｸ(www.asahi.com)
■兵庫県立 人と自然の博物館
URLﾘﾝｸ(hitohaku.jp)
▼篠山市内で原始的な角竜類の化石を発見
URLﾘﾝｸ(hitohaku.jp)