09/11/25 16:13:03
高脂肪で糖分の高い食事は脳内の化学物質に対して
精神安定剤と同じ効果をもたらすとの研究報告を、オーストラリアの科学者らが24日、
発表した。「ホッとする食べ物」を求めてしまう気持ちに科学的な根拠が与えられた形だ。
研究チームを率いるマーガレット・モリス(Margaret Morris)氏によれば、
強いストレスにさらされた場合に、おいしい物を食べることで不安感が軽減されることが
明らかになったという。
モリス氏率いるニューサウスウエールズ大学の研究チームは、幼少期に
強いストレスを与えられて抑うつ的、または不安にかられた行動をとるようになった
ラットに対して比較試験を実施。
2つのグループに分けたラットの一方のグループに健康的な食事を与え、
もう一方のグループにはケーキやパイなど高脂肪の食料やジャンクフードを
「食べ放題」で与えた。
その後ストレス下に置く実験を行ったところ、ジャンクフードを与えたグループのラットは
抗うつ剤を与えたラットと同様の反応を示したという。
モリス氏は、「脳内のストレスホルモンの受容体における障害が、ジャンクフードを食べたことで
回復されていた」と説明した。
しかし、モリス氏はジャンクフードをどんどん食べるべきと結論づけるのは早急だと語る。
モリス氏は、「ジャンクフードは健康的ではない」ので、さらに研究を進めて
「効果をもたらしたきっかけを発見」したいとし、「そうしたら全員が肥満にならないで済むから」
と語った。
ソース:AFPBB
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