【天文】名寄の新天文台に国内最大級直径1.6メートルの光学望遠鏡 北大が設置at SCIENCEPLUS
【天文】名寄の新天文台に国内最大級直径1.6メートルの光学望遠鏡 北大が設置 - 暇つぶし2ch1:白夜φ ★
09/11/24 22:58:49
◇名寄の新天文台に国内最大級の光学望遠鏡 2009年11月24日

■名寄から宇宙に迫る
■市と連携、北大設置

来年4月にオープンする名寄市の新しい天文台に、国内最大級の光学望遠鏡が設置されることになった。
望遠鏡を設置・所有するのは北海道大学で、名寄市との連携が実を結び、実現した。
北大が観測の中心的な役割を果たす金星探査衛星も来春打ち上げ予定で、この望遠鏡の映像も使用して
研究成果を伝えるという。名寄は金星の謎に迫る前線基地にもなりそうだ。
(小林舞子)

天文台は現在、市内の道立サンピラーパーク内に市が建設中。プラネタリウムや科学館なども
備えた本体は今秋までにほぼできあがり、10月には一般募集で愛称も「きたすばる」に決まった。

■直径は1.6メートルに

新しい天文台の目玉となるのが、直径1・6メートルの光学望遠鏡だ。
宇宙観測研究に加え、この分野を学ぶ学生の教育に使ったり、最新の情報を広く知らせたりする
目的の文部科学省の予算で、北大が設置。大学が持つ光学望遠鏡としては国内最大となる。

北大と市が手を結んだのは、互いに「好条件」だったから。名寄市には現在、市立木原天文台がある。
高校教諭だった故・木原秀雄氏が退職金で74年に建設し、その後、市に寄贈された。
直径25センチの光学望遠鏡を持つが、最近は老朽化が進んだことなどから市は閉鎖を決め、
継承する施設の新設を考えていた。

一方、北大はこれまで光学望遠鏡を持たず、
主に十勝支庁陸別町の「銀河の森天文台」のものを借用していた。

■観測に好条件

独自の光学望遠鏡の設置を目指す北大は、好条件がそろう名寄に着目した。
北海道では、日高山脈から大雪山系へと高い山が南北に連なり、その東と西で天候が異なる。
北大宇宙観測基礎データセンターの渡部重十(しげと)教授(宇宙惑星科学)は
「天体観測に重要なのは天候。東の陸別に加え、西の名寄にも精度の高い望遠鏡を置けば、
観測の効率が上がる」と期待する。

過去3度、超新星を発見している木原天文台の技師・佐野康男さんが「年間を通して湿度が低く、
冬も寒い割に風が弱く吹雪が少ない」と太鼓判を押す観測環境も魅力だった。

北大の望遠鏡は入札を終えたばかりで、観測に使えるようになるのは11年春とまだ先だ。
それでも、この望遠鏡には夢が膨らむ理由がある。

■金星の謎にも

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は来春、金星に探査衛星を打ち上げ、その形成過程に迫ろうとしている。
金星の大気の観測用には赤外線カメラなど5台を搭載するが、うち「2台半」の開発やデータ分析に携わるのが北大だ。

その責任者でもある渡部教授は「金星はお隣の惑星で、地球と同じ大きさとなじみが深いが、形成過程は謎。
データを分析し、名寄の望遠鏡の映像なども使って、最新の知見をリアルタイムで多くの人に伝えたい」と語る。

新しい天文台は、北大の望遠鏡以外にも直径50センチと40センチのものを含む最大4機の光学望遠鏡を備えることが可能で、
来春のオープン時から楽しめる。星の観察イベントだけでなく、夜空の下で星をみながらジャズを聴く企画なども予定しており、
佐野さんは「天文ファンだけでなく、多くの人が足を運べる場にしたい」と話している。

▽記事引用元 asahi.com
URLリンク(mytown.asahi.com)

来春のオープンを待つ名寄市の新しい天文台。
左のドーム内に国内最大級の北大の光学望遠鏡が設置される=名寄市立木原天文台提供
URLリンク(mytown.asahi.com)


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