【技術】「まいど1号」に触発され…東京の下町工場の技術を結集、深海探査ロボット「江戸っ子1号」、2012年の完成を目指すat SCIENCEPLUS
【技術】「まいど1号」に触発され…東京の下町工場の技術を結集、深海探査ロボット「江戸っ子1号」、2012年の完成を目指す - 暇つぶし2ch1:おっおにぎりがほしいんだなφ ★
09/11/22 14:21:17
東京の下町にある中小企業の工場技術を結集し、純国産部品で作る
初の深海探査ロボットの計画が進んでいる。
「日本のものづくりを支えてきた町工場の力を証明したい」という経営者の心意気に、
大学や研究機関などが力を貸し、実現に向けて動き出した。

2012年の完成を目指すロボットは、「江戸っ子1号」と名前が決まっている。
呼びかけ人は、東京都葛飾区のゴム製品会社社長・杉野行雄さん(60)。
プロジェクトには金属加工とプラスチック用金型製造の2社のほか、芝浦工大(江東区)や
東京海洋大(港区)、深海調査を行う独立行政法人「海洋研究開発機構」(神奈川県横須賀市)が
参加する。企業はいずれも隅田川より東の下町地域にある。

計画によると、深海探査ロボットは、海底1万1000メートルの潜水能力を持ち、
海底をタイヤで動き回り、石油や鉱物などのデータを送る。
現在、同機構が使っているロボットは、ケーブルで情報を送る仕組みだが、
「江戸っ子1号」は超音波を使う予定。こうした高度な仕掛けは大学の力を借りて、
開発を進めていく。

杉野さんは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の支援で今年1月に打ち上げに成功した
小型衛星「まいど1号」に触発された。大阪の中小企業経営者の頑張る姿に、
「大阪が宇宙なら、我々は深海を目指そう」と思ったという。

杉野さんの会社は従業員5人。町工場にとっては壮大な計画で、経営者仲間からは
「できっこない」という反応ばかりだったが、大学などを巡って協力を取り付けた。
開発資金は1億円ほどかかる見通しで、経済産業省や文部科学省の補助金を活用する予定だ。

海洋研究開発機構が所有するロボットは、北欧など海外から部品の一部を取り寄せ、
大企業が国内で組み立てている。プロジェクトで目指すのは、下町の工場だけで
すべての部品を賄うこと。海底の移動に使う四つの車輪は杉野さんの工場の看板技術である
「免震ゴム」を使用。深海でかかる途方もない水圧をはねのけるボディーは、
金属加工会社の耐圧性にすぐれたステンレスを使うという。

杉野さんは「『中小工場もすごいんだ』と証明し、離れつつある若者を振り向かせたい」と語る。
同機構は「専門家のアドバイスがあれば、町工場の技術でロボットを作ることは十分に可能だ」としている。

 ◆深海探査ロボット
石油やレアメタル(希少金属)などの海底資源や、地形、深海生物の生態の調査を行う。
母船からの操作で海底を無人で動き、映像などデータを送信するほか、
鉱物などを採取する機能を持つ。


ソース:読売新聞
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
画像:「次世代に町工場の技術を伝えたい」と語る杉野さん
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)


レスを読む
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch