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パーキンソン病患者のほとんどを占める孤発性(非家族性)タイプの発症にかかわる
4種類の遺伝子を、神戸大の研究チームが国内の患者2千人の解析で突き止め、
15日付の米科学誌ネイチャージェネティクス電子版に発表した。
これらの遺伝子が働いていると、発症リスクがそれぞれ1・24~1・41倍に高まることが判明。
戸田達史教授(神経内科)は「発症機構の解明につながり、
新たな治療薬の開発が期待できる」と話している。
孤発性は年齢に伴って発症が増えるが、詳しい原因は不明。
特定の原因遺伝子が引き金になる家族性が全体の5%なのに対し、孤発性は95%を占める。
チームは、国内の9医療機関で患者約2千人の遺伝子を解析。
家族性の原因遺伝子として知られる「SNCA」と「LRRK2」に加え、
「PARK16」「BST1」という遺伝子が発症に関係しているのを確かめた。
欧米の患者を対象にした別チームの研究では3種類が共通だが、
「BST1」とは異なる遺伝子の関係が強かった。
神戸新聞
URLリンク(www.kobe-np.co.jp)
戸田研究室
URLリンク(www.med.kobe-u.ac.jp)
Nature Genetics「Genome-wide association study identifies common variants at
four loci as genetic risk factors for Parkinson's disease」
URLリンク(www.nature.com)