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梅雨時に中国から飛来する昆虫のセジロウンカに食べられると、
イネの中で青葉アルデヒドと呼ばれる物質が大幅に増え、
白葉枯病にかかりにくくなることを京都大や香川大の研究チームが突き止め、4日発表した。
ウンカはイネを食べる害虫とされるが、逆に病気を防ぐのに役立つとの意外な結果。
いもち病に対する防御効果もあるとみられ、チームの佐藤雅・横浜植物防疫所次席調査官は
「うまく品種改良できれば、農薬に頼らず病気に強いイネができるのではないか」と話している。
チームは、主に福岡の農家に、セジロウンカによる食害が起きた年は
コメの収穫が良いという意味の「夏ウンカは肥やしになる」との言い伝えがあるのに着目。
イネが食害を受けると、植物の青臭さの主成分である青葉アルデヒドを
自分でつくり出すのを突き止めた。実験すると、こうしたイネは通常のイネに比べて
白葉枯病になりにくかった。
九州沖縄農業研究センター(熊本県合志市)との共同研究。
47NEWS(共同)
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