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【生物】カブトガニ生態に迫れ 福山大が笠岡湾で追跡調査 行動範囲など突き止め「保護活動に貢献」 - 暇つぶし2ch1:白夜φ ★
09/11/03 21:49:10
カブトガニ生態に迫れ…福山大、笠岡湾で追跡調査
 行動範囲など突き止め「保護活動に貢献」

「生きた化石」と呼ばれ、国が絶滅危惧(きぐ)種に指定しているカブトガニの生態の謎に
迫ろうと、福山市東村町、福山大が、国内有数の生息地、岡山県笠岡市の笠岡湾周辺で
追跡調査を始めた。カブトガニに発信器を付けて放流し、居場所を調べるもので、
学生らは「行動範囲や越冬場所を突き止め、保護活動に役立てたい」と意気込んでいる。
(阿部宏美)

同湾の生江浜海岸は1928年、カブトガニの繁殖地として全国で唯一、
国の天然記念物に指定されたが、66年からの大干拓で個体数が激減したとされる。
笠岡市横島の市立カブトガニ博物館などが保護活動を続けているが、
7、8月に浅瀬で産卵した後の雌雄の行動や移動距離、越冬場所など未解明の部分が多く、
効果的に保護を行うためにも実態把握が望まれている。

同大の生命工学部海洋生物科学科海洋動物行動学研究室=渡辺伸一講師(33)、
学生7人=は、カブトガニの繁殖地が大学から近いことや、生態の解明が保護に
直結することに注目、調査を始めた。8月中旬から、学内の施設や同博物館で、
カブトガニの活動した時間帯や行動(歩いているか、砂を掘っているかなど)を記録できる
装置を雌1個体に取り付けて実験。夜間に潮の満ち引きに合わせて活動することなどを
突き止めた上で、9月末、雌3個体に発信器を付けて笠岡湾の岸辺から放流した。

その後、発信器の電波を岸から5回追跡したほか、ボート上からも9回探索した。
10月28日には約3時間かけて笠岡湾内外をボートで探索し、放流翌日に1・2キロ離れた
湾外へ移動した1個体が、その後はほとんど動いていない可能性が高いことなどを確認した。
今後も発信器の電池が続く来年2月頃まで、月数回、ボートでの調査を継続する予定。

同博物館も1997年に同様の調査を試みたが、当時は発信器の電源が数日しか持たず、
目的は果たせななかったという。同博物館の惣路紀通副館長は「生態はほとんど分かって
おらず、解明が進めばうれしい」と期待。渡辺講師は「来年、再来年度も継続し長期的に
研究したい」と話している。
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カブトガニ クモ類と同じ節足動物で、2億年前の古生代からほとんど形態が
変わっていないとされる。瀬戸内海から九州北部の沿岸部の干潟の海底にすみ、
脱皮を繰り返し、全長50~85センチに成長する。干潟の埋め立てなどで生息数、
生息地ともに減少している。環境省が絶滅危惧種1類に指定している。

(2009年11月3日 読売新聞)

▽記事引用元
URLリンク(osaka.yomiuri.co.jp)
YOMIURI ONLINE(URLリンク(www.yomiuri.co.jp)


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