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東京大学の児玉龍彦教授や英国オックスフォード大学などの研究チームは、
ヒトの染色体内でDNAからRNAが作られる過程を観察した。
遺伝子量の測定や独自の解析技術により初めて成功した。
病気の原因となる遺伝子の発現を抑える医薬品の開発につながる。
詳細は米科学アカデミー紀要の電子版に掲載された。
生物はDNAの塩基配列からRNAを作り、たんぱく質を作る。
DNAからRNAを作る際に「RNAポリメレース」という酵素が働くことがわかっている。
ヒトの細胞核内にあるDNAは別のたんぱく質に巻き付くなど複雑な構造をとっているため、
今までRNAへの生成過程を調べることが難しかった。
ヒトのへその緒の細胞を寒天にまき、培養した細胞に炎症を起こさせた後、
「タイリングアレイ法」という手法でRNA量を測定。
日刊工業新聞
URLリンク(www.nikkan.co.jp)
東京大学 先端科学技術研究センター:ニュース
URLリンク(www.rcast.u-tokyo.ac.jp)
米国科学アカデミー紀要(電子版)
「A wave of nascent transcription on activated human genes」
URLリンク(www.pnas.org)