【海洋】海水温上昇で、巨大な粘質物の塊が海の中で急増中 地中海at SCIENCEPLUS
【海洋】海水温上昇で、巨大な粘質物の塊が海の中で急増中 地中海 - 暇つぶし2ch1:依頼スレの192@おっおにぎりがほしいんだなφ ★
09/10/13 16:31:05
ここ数十年間の海水温の上昇を背景に粘液状の巨大な塊が頻繁に発生している。
粘質物と呼ばれるこの塊は、これまで見られなかった場所にも出現し、
しかもなかなか消滅しなくなっているという。
地中海に関する最新の研究で明らかになった。

この粘質物の塊は、ただ気持ち悪いというだけのものではないようだ。
最大で200キロもの長さになる粘質物は、夏になると地中海沿岸で自然発生することが
多い。夏の暑さで海水の安定性が増すと有機物が互いに固着しやすくなり、
塊が形成されてゆく。現在では気温が上昇しているため、粘質物は冬でも発生しており、
何カ月間も消滅しない。

これまで、薄茶色をしたこの粘質物は厄介者と見なされることがほとんどで、
漁網の目を詰まらせたり、泳いでいる人をネバネバしたゲルで搦め捕ったりしていた。
研究の責任者でイタリアのマルケ州立ポリテクニック大学の海洋科学部長
ロベルト・ダノバロ氏によると、既に1800年代の新聞に海水浴客が鼻をつまんでいる
写真が掲載されているという。

しかしダノバロ氏によると、地中海の粘質物はバクテリアやウイルスを宿しており、
なかには致死性の病原性大腸菌も含まれていることが最新の研究でわかった。
2009年9月16日発行の「PloS One」誌に掲載されたダノバロ氏らの論文によると、
これらの病原体は海水浴客だけでなく魚などの海洋生物をも脅かしているという。

粘質物はまずマリンスノーとして発生する。マリンスノーとは主に微生物や
その死骸などの有機物の一群で、エビやカイアシのような小型の甲殻類など
肉眼で見える生物も含まれる。マリンスノーは、エサや安全な隠れ場所を求める
周囲の微生物を少しずつ取り込みながら、時には粘質物にまで成長する。

この塊が初めて確認されたのは1729年、場所は現在でも同様の塊が最もよく現れる
アドリア海だった。アドリア海は気候が比較的穏やかで水深も浅いため、
他の海域よりも水温や水質が安定し、粘質物の形成にとって最適な条件が揃っている。
>>2へつづく


ソース:ナショナルジオグラフィックニュース
URLリンク(www.nationalgeographic.co.jp)
画像:アドリア海で撮影された巨大な粘質物の塊
URLリンク(www.nationalgeographic.co.jp)
◇関連ニュース
浮遊する巨大な粘質物:海の雪の毒
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