09/09/29 09:03:18
凧 ( たこ ) が上昇するときに糸を引っ張る力で発電機を動かし、
船舶内の冷蔵庫やエアコンなどの電気に利用するプロジェクトが進行中だ。
このプロジェクト「キットヴェス ( KitVes ) 」は、昨年スタートし、3年後の完成を目指す。
技術開発には、ヨーロッパの8つの研究機関がかかわっているが、その1つに
スイスの、ヌーシャテル州ル・ロックル ( Le Locle ) の「アルク工業大学」がある。
■ヨーヨーの原理
「船に取り付けられた1000平方メートルの巨大な凧を上げ下げしながら
発電機を動かすというもので、原理は非常に簡単だ」とアルク・工業大学
( Arc Engineering College ) のプロジェクトコーディネーター、ヴァレリー・ブリッケ氏は
説明する。
基本的な仕組みは、風が十分にある海抜1キロメートルの上空にまで凧が上る際に、
凧糸が引っ張る力で発電機のタービンが回る。その後、凧を風のない方向に移動させ
船に下ろし、再び風のある方向に上昇させるという、いわばヨーヨーの原理を使った発電だ。
初めて凧での発電 を考案したのは、イタリアの会社「セクオイア・オートメーション
( Sequoia Automation ) 」。同社は、凧を土地にいくつも取り付け発電を行うプロジェクトも
構想している。
>>2へつづく
ソース:swissinfo.ch
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凧がほぼ1キロメートル上空まで上るのが、発電には理想的
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