09/09/02 08:59:31
携帯電話の端末や基地局から発生する電磁波が、ミツバチにとって
脅威になる可能性があるとの研究結果を、インドPTI通信が伝えた。
インド南部のケララ州で行われた実験から、ミツバチの個体数が激減したのは、
携帯電話会社が通信網を拡大しようと、同州全域に設置した基地局が
原因であることが明らかになった。
基地局から電磁波が発生すると、巣から出かけて花の蜜を集め、
コロニーに栄養を供給する働きバチの「ナビゲーション能力」が損なわれると、
研究を行ったSainuddin Pattazhy博士は指摘する。
巣箱の近くに携帯電話を置くと、働きバチは巣箱に戻ることができなくなり、
巣箱には女王バチと卵だけが取り残された。
携帯電話を置いてから10日以内で、ハチのコロニーは崩壊した。
ケララ州では10万人以上が養蜂業に従事しているため、働きバチの減少は
養蜂家の生活を脅かしている。ハチは植生を支えるのに欠かせない受粉を媒介する
役割も担っている。
基地局や携帯電話の数がさらに増えれば、ミツバチは10年ほどで姿を消すかもしれないと、
Pattazhy博士は警告する。
ソース:AFPBB
URLリンク(www.afpbb.com)
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