09/08/30 00:07:40
うどん汁からバイオ燃料精製
'09/8/29
広島国際学院大工学部(広島市安芸区)の渡辺昌規准教授(生物化学工学)が、
うどんのゆで汁から、ガソリン代替燃料のバイオエタノールを精製することに成功した。
排水もきれいになり、再びうどんの冷却などに使える利点もある。
共同研究を進める製めん業者は、2011年3月にも工場内に処理プラントを設ける方針だ。
うどんのゆで汁や、めんをあらったり冷やしたりした水には、バイオエタノールの原料となる
でんぷんが残るが、効率的な活用法はこれまで確立されていなかった。
渡辺准教授の方法では、タンパク質分解酵素で排水からでんぷんを含む固形分を分離、濃縮。
さらに米ぬかや酵母を加えてアルコール発酵させる。排水の全体積の約2割が固形化し、
うち1・2~1・0%がバイオエタノールとなる。上澄みの水は冷却用などに使え、節水に役立つ。
共同研究する製めん業のマルバヤシ(西区)は当面、うどんの製造工程で使う1日50~60トンの
水のうち、冷却用約10トンのでんぷん質を除去し、水を再利用するプラントを設ける予定。
その後、ゆで汁の処理やバイオエタノールの精製設備も整えたい考えだ。
▽記事引用元
URLリンク(www.chugoku-np.co.jp)
中国新聞(URLリンク(www.chugoku-np.co.jp))
【写真説明】うどんのゆで汁を手に、バイオエタノールを精製する方法を説明する渡辺准教授
URLリンク(www.chugoku-np.co.jp)
うどんのゆで汁などからバイオエタノールを精製するプラントの処理過程
URLリンク(www.chugoku-np.co.jp)