09/08/22 23:51:06
新型インフル:人から鳥への感染、チリで初確認
【メキシコ市・庭田学】南米チリ政府は21日、人間から七面鳥に新型インフルエンザが感染したとして、
七面鳥飼育場2カ所を隔離した。AP通信が伝えた。
新型インフルエンザは、人間から豚への感染例はあるが、人間から鳥類への感染が確認されたのは初めて。
種を超えた感染により、ウイルスが強毒化する可能性も指摘されている。
新型インフルエンザウイルスには、人、豚、鳥を起源とする遺伝子がある。
チリ政府はウイルスは変異していないとしている。
現在真冬のチリでは、今月15日までに約35万人の新型インフルエンザの感染疑い例があり、
うち1万2175人の感染が確認された。感染者のうち128人が死亡している。
▽大槻公一・京都産業大教授(獣医微生物学)の話
鳥の体内で強毒化するインフルエンザウイルスは「H5」か「H7」型で、
今回のウイルスのH1N1型が強毒化する可能性はあまり高くないだろう。
このため公衆衛生上の脅威は低いと思われるが、七面鳥から、
さまざまなウイルスを媒介できる豚に感染し、それが再び人の間で広がる恐れはある。
やはり感染拡大防止が大切だ。
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