【幹細胞】iPS細胞の作成 数十倍効率化 京大・山中教授ら成功at SCIENCEPLUS
【幹細胞】iPS細胞の作成 数十倍効率化 京大・山中教授ら成功 - 暇つぶし2ch1:依頼 13-119@白夜φ ★
09/08/11 01:04:17
iPS細胞の作成、数十倍効率化 京大・山中教授ら成功
2009年8月10日3時5分

身体のあらゆる組織や細胞になりうる人工多能性幹細胞(iPS細胞)の作製効率を
数十倍高めることに、京都大学の山中伸弥教授らのグループが成功した。
特定の遺伝子の働きを止める方法で、課題だった作製効率の低さを改善した。
この遺伝子の制御法を改善すれば、安全で効率のよい作製法の確立につながり、
再生医療や難病治療など実用化を加速すると期待される。

9日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表した。激しい研究競争を背景に、
山中教授らとは別に同様の成功をした京都大の川村晃久・特定助教と米ソーク研究所など
他の4グループの研究も同時掲載された。

山中教授らは、がん抑制遺伝子「p53」が、iPS細胞の作製時に活発に働くことに注目。
がん化のおそれがある細胞の増殖を止めたり、
細胞死に導いたりするp53が働かないようにした皮膚細胞からiPS細胞を作製した。

その結果、06年に山中教授らが開発した4遺伝子を細胞に組み込むマウスを使った
最初の作製法で、数%だった作製効率が約20%に向上。ヒトの皮膚細胞を使っても、
千個の細胞から数個だった作製効率を数十倍高める効果があった。

さらに、遺伝子の組み込みにウイルスを使わない安全性が高い方法でも、マウスの実験で、
約10万個の細胞から、p53が働いたままではほとんどできなかったiPS細胞を約100個
作ることができた。

がん化を防ぐ役割のp53の働きを止めた状態が続くと、iPS細胞ががん化する可能性が
高まるが、特殊な操作や薬剤でp53の働きを一時的に抑える方法は確立されている。
山中教授は「iPS細胞を作るときだけp53を抑えるよう工夫すれば、安全で効率の高い
iPS細胞の作製法につながる」と話している。(林義則)

▽記事引用元
URLリンク(www.asahi.com)
asahi.com(URLリンク(www.asahi.com)

▽関連リンク
京都大学(URLリンク(www.kyoto-u.ac.jp)
 がん抑制遺伝子によるiPS細胞の樹立抑制メカニズムを解明 -樹立法改良に結びつく知見をNatureに報告-
 URLリンク(www.kyoto-u.ac.jp)
nature(URLリンク(www.nature.com)
 Suppression of induced pluripotent stem cell generation by the p53?p21 pathway
 URLリンク(www.nature.com)
 Linking the p53 tumour suppressor pathway to somatic cell reprogramming
 URLリンク(www.nature.com)

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スレリンク(scienceplus板:119番)


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