09/08/03 13:20:52
海の波のエネルギーを利用して電気を起こす波力発電の実用化を後押ししようと、
東京都は2日までに、学識経験者や民間の研究機関、青森県などと共に
「波力発電検討会」を立ち上げた。
都によると、波力発電は「新エネルギー利用促進特別措置法」に基づく
新エネルギーに位置付けられておらず、太陽光や風力と比べ、開発に国の支援が得にくい。
都は「海に囲まれた日本は膨大な海洋エネルギーを秘めており、
波力は最有力の発電方式」(環境局)と指摘、検討会を通じて波力発電を
新エネルギーに位置付けるよう求める。
検討会では2010年3月までに発電技術の検証や、実証実験をする際の漁業者との
調整などの課題を整理する方針。
都は20年までに温室効果ガス排出量を2000年比で25%削減する目標を掲げており、
太陽光発電などに加え、波力発電も環境対策に有効とみている。
波力発電は、国内では神戸大や佐賀大などが研究しているが、コストなどが課題。
政府が支援する欧米に比べ、日本は実用化に向けた取り組みが立ち遅れているという。
ソース:共同ニュース
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